Nike BREAKING2 プロジェクト

ナイキが、3人のマラソン選手を選び、独自のレースをF1レース場で開催しておこなった、BREAKING2プロジェクト。

公式タイムにはなりませんが、ケニアの Eliud Kipchoge 選手が2時間25秒でフィニッシュ。30キロくらいまではほぼ計算通りでしたが、わずかに届かず。ここから1マイルあたり1秒縮めると1時間59分59秒でフィニッシュになります。ベルリン・マラソンでの Dennis Kimmet選手の記録が 2時間2分57秒ですから、そこから2分30秒以上を縮めている。自身のマラソンベストが2時間3分5秒ですから、2.2%短縮している。

色々分析されるでしょうし、批判もされるでしょうが、走ったのは人間。気温環境を最適にえらび、スピードを維持できるようにペーサーを配置して、補給をし続けると、人間の可能性としてフルマラソンで2時間を切る目前まで行ったという事実は残ります。実際のレースで2時間は切るのはまだまだ先でしょうが、この事実を見て、実際のレースでも2時間切りを目指して突っ込む選手が増えるので、確実にマラソンのタイムは縮まることでしょう。

追記:やはり八田益之さんの分析は素晴らしい。私はランナーとしての見方だけしかなく、トライアスリートとして、風とかドラフトとかの観点が無いことを思い知らされます。

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