富士吉田火祭りロードレース

あ、しまった、いつもどおり写真を取っていない。

昨年生まれて走ったハーフマラソンです。富士北嶺競技場を出発して不整地を含む上りを中の茶屋まで行き、そのあと下ってゆき、距離を稼ぐために恩賜庭園の方向に行き、また戻り、また結構な降りを行き、15キロから先の残り6キロで150m程を登ってゆきます。最後の上りは元気なうちは大した高さではないですが、そこに到るまでのアップダウンで疲れた脚には相当応えます。コースのタフさに加えて、8月の終わりに開催されるレースですから気温が30度になることなぞざら。幸いなことにコースの結構な部分が木陰になるのですが、やはり日光にさらされる部分もあるので、とにかく暑い。かように非常に難しいレースになるので初心者には全くおすすめできない。

そんなレースを最初のハーフマラソに選んだのは、おそらく岩本能史さんの「非常識マラソンメソッド」を読んだからでしょう。この本には(おそらく理論に裏打ちされながらも)実戦で試されたトレーニング方法が満載。タイトルやサブタイトル(キャバ嬢が・・・)から敬遠される方もいるでしょうが一読の価値はあると思います。その中に紹介されている練習として「峠走」があります。ヒルトレーニングを練習に入れている方もいると思いますが、通常は「上り」で心肺機能や体全体の筋力を鍛える部分が強調されていますが、「峠走」では長い距離を相当のスピードで下ってゆく利点も強調されています。

しかし私の住むところは東京の都心。ここから峠走ができそうな山に行くだけでも片道1時間半から2時間かかります。つまり練習するだけで1日がかりになってしまい、なかなか時間が取れないので、実行ができていません。そこで考えたのが、どうせレースに出て一日潰れるならば、過酷だけれどもより成果のあがる峠走に近いものを探せ、ということになりました。その線で見つけたのが、この富士吉田火祭りロードレースであり、越後湯沢秋桜ハーフマラソンです。

昨年走ったのでコースを知っているという強みは有りますが、走る怖さを知っている面もあり、攻めきれなかった、という印象です。

なんとか、1時間39分44秒で1時間40分切りを果たしましたが、昨年と比べて4分ほどしか早くなっていない。1キロのペースが12秒上がったことがこの1年の成果だと考えると少し気が滅入ります。

しかし昨年は雨上がりの20度くらいの気温で始終曇りであり、今年は27度くらいでカンカン照りだったことを考えれば後半に粘れる体力がついてきたかもしれません。

しかし暑かった。そして終わった後に軽い熱中症だったのか、吉田うどんを頂いて、ビールを飲んだら満腹になってしまってやや気持ちが悪い。それでも喉がかわいてどうしようもなく、帰り道で計2L以上水分を取りました。

これで想定通り「峠走」の成果が出ると良いのですが。こんな長い下りを普段走ることがないので、すでに大腿四頭筋が筋肉痛の予感がしています。

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