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サッカニー・エンドルフィンPro・その1

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日本ではあまりランニング・シューズメーカーとしての知名度は高くないかもしれませんが、サッカニーは長距離用シューズだけでなく、陸上のスパイクなども作っているメーカー。私も過去には、キンバラ、ファストウィッチ、Type Aシリーズなどを履いたことがあります。全体としては、堅実なシューズを作るメーカーという印象があり、ランナーの走りを邪魔しない靴を目指しているのではないかと勝手に考えています。 Nike のヴェイパーフライ、アルファフライなどによって火がついた「カーボンプレート+厚底」シューズの開発競争は瞬く間に広がって、今やその影響を受けていないメーカーを探すのが難しいくらい。当然、ベアフット路線を継続しているビブラムなどが「カーボンプレート+厚底」を開発するとは思いませんが、この10年間でベアフットのブームから完全真逆と言ってもいい方向に転換するなど、誰が予測できたのだろうか。これもエリウド・キプチョゲに代表される長距離ランナーがマラソンで好タイムを連発したり、今年の箱根駅伝でヴェイパーフライを履いていない選手を探すのが難しいくらい装着率が高く、かつ靴以外のトレーニング方法の進化だけでは説明がつかないような好記録が続出すると、力のあるランナーのみならず、これら新しい靴に手を出したくなります(一説には、エリート選手だけではなく、むしろサブ3からサブ4くらいのランナーにとってタイムの短縮効果が大きいのではないかとする報告もあります)。 かく言う私も、Nike の ズームフライ・シリーズ 、 HOKA One One のカーボンX 、スケッチャーズの GoRun Speed Elite Hyper を最近では履いています。 そのラインアップに、もう一つ加わりました。サッカニーのエンドルフィンPro。昨年からいつ発売になるのか、と噂されていましたが、米国のオリンピック・マラソン選考会でも何人かの選手が履いていました。 上から見るとそんなに、他のシューズと変るところはないように見えます。アッパーは基本的にモノレイヤーで、シュータンの部分もぐらつかず履いた感じはかかとも含めて結構かっちりした感じですが、きつい感じはない。私には26.0cmでぴったりでした。通気性も問題ないと思いますが、寒い季節にどう感じるかは、冬にならないと分からない。   横から見